フリーランスとして事業をしている方は、事業に関する支出を明確化するためにも、事業用のクレジットカードを準備するのがおすすめです。
事業専用のクレジットカードを使えば、事業に関する全ての支出を明細で確認出来ますので、確定申告の面倒な仕訳もすごく楽になりますよね。
とはいえ、駆け出しの個人事業主はクレジットカードの審査が通らず、審査に落ちてしまうことも…。
そこで今回は、個人事業主でも審査に通りやすいおすすめのビジネスカードや、クレジットカードの審査に通るコツなどを紹介していきます。
目次
個人事業主でも発行できる、おすすめ事業用クレカ3枚
フリーランスが事業用のクレジットカードを作る場合、
- 個人事業主用カード
- 個人事業主でも発行できる法人カード
上記のいずれかのクレジットカードを利用するかたちになります。
ここからは、個人事業主でも発行できるビジネスカードの中でも、特におすすめのクレカを厳選して紹介していきますね。
ここで紹介するクレジットカードは下記の3枚です。
それぞれのカードの特徴やメリット・デメリットを確認し、あなたのビジネススタイルに最適な1枚を選んでくださいね。
1. アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード

発行会社 | American Express International, Inc. |
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年会費 | 12,960円 |
限度額 | 審査結果によって個別に設定 |
審査難易度 | 低 |
備考 | 最初は限度額が低めに設定され、実績に応じて上がりやすい |
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードはフリーランスを始めとする個人事業主や、法人の代表者が申し込めるクレジットカードです。
開業後間もないフリーランスでも審査に通りやすいとされているため、これからビジネスカードを作りたい人におすすめのカードです。
限度額には注意が必要
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードは、発行された当初は限度額が低めに設定され、利用実績に応じて上がっていく仕組みになっています。
そのため、仕入れなどで高額利用を計画している方は注意が必要です。
もちろんビジネスカードでも個人カードと同様にポイントがつくので、限度額を調整し、うまく活用すればよりお得に使えますよ。
初年度は年会費無料
年会費がやや高めの12,960円となっているため、カードの発行を迷っている人もいるかもしれません。
ですが、初年度は年会費が無料なので、1年間使ってみるという方法もあります。
2. 三井住友ビジネスカード for Owners

三井住友ビジネスカード for Owners | |
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発行会社 | 三井住友カード株式会社 |
年会費 | クラシック : 1,350円 ゴールド : 10,800円 プラチナ : 54,000円 |
限度額 | 審査結果によって個別に設定 |
審査難易度 | カードランクによって異なる |
備考 | 最初は限度額が低めに設定され、実績に応じて上がりやすい |
三井住友ビジネスカード for Ownersは、クラシック/ゴールド/プラチナの3ランクに分かれているビジネスカードです。
ランクが低いクラシックカードは審査難易度は低いものの、限度額も低くなる点は注意が必要です。
支払日を2パターンから選べる
カードの締日と支払日は、以下の2パターンから選択できます。
- 15日締め翌月10日支払い
- 月末締め翌月26日支払い
そのため、決算スケジュールなどにあわせて最適な支払い日を選べるのが特徴です。
また、ビジネスカードを複数枚所持している場合は、すでに保有しているクレジットカードと別の支払いスケジュールを設定し、資金繰りを工夫する使い方も可能ですよ。
個人カードを保有している場合は限度額が共通になる
三井住友カードが発行する、ほかのクレジットカード(個人カード・提携カードを含む)を保有している場合は、限度額が個人カードとビジネスカードで共通となります。
一例として、限度額300万円の個人カードですでに100万円利用している場合、ビジネスカードでの支払い可能額は200万円までとなります。
三井住友の個人カードを保有している場合は、限度額にご注意くださいね。
3. 楽天ビジネスカード

楽天ビジネスカード | |
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発行会社 | 楽天カード株式会社 |
年会費 | 5,400円 |
限度額 | 最大300万円 |
審査難易度 | 低 |
備考 | 楽天プレミアムカードを保有している必要がある |
楽天ビジネスカードは、楽天カードが発行しているビジネスユース向けのクレジットカードです。
審査難易度が低く、開業したての個人事業主でも審査に通りやすいのが特徴です。
こちらも法人代表者・個人事業主向けのクレジットカードなので、経費を簡単に管理したい人にピッタリの1枚ですよ。
楽天プレミアムカードを保有していないと発行できない
楽天ビジネスカードの発行は、楽天プレミアムカード(個人カード)を保有している必要があります。
ですので、通常の楽天カードしか保有していない場合は、まず楽天プレミアムカード
を発行しましょう。
また、楽天プレミアムカードの年会費は10,800円なので、ビジネスカードとあわせて合計16,200円の年会費がかかるのでご注意くださいね。
限度額も楽天プレミアムカードと共通
楽天ビジネスカードも、前述の三井住友カードと同様に個人カードとビジネスカードと共通の限度額設定になっています。
したがって、個人カードをメインカードとして使っている場合は、限度額に注意を払う必要があります。
個人事業主がビジネスカードを持つメリット

続いて、個人事業主がビジネスカードを持つメリットについてみていきましょう。
現状ビジネスにおいて個人カードで決済している人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
経費処理が簡単になる
個人カードをビジネスで使っている場合、どの支払いが個人利用でビジネス利用なのかの区別が大変で、経費処理が難しく感じませんか?
ビジネスカードで事業関連の支出をまとめれば、簡単に経費を計算できるようになるのがメリットです。
所得税・法人税・消費税などの申告をする際、どれが経費がすぐに分かれば、帳簿や申告書類の作成も楽になりますよね。
例えば、おすすめのビジネスカードとして前述したアメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードは、クラウド会計ソフトのfreee
へ利用額を自動的に取り込むことができます。
毎年確定申告で経費計算に時間がかかっているという人にはメリットが非常に大きいので、ぜひビジネスカードを使ってみてくださいね。
なお、クレジットカードの明細は支出の証拠となるため、毎月クレジットカード会社のサイトから明細をダウンロードして保存しておきましょう。
印刷して帳簿と一緒に保管しておくことをおすすめします。
開業したばかりでもクレジットカードは発行可能
開業したばかりでは信頼がなく、クレジットカードを作れないと考えている人もいるかもしれませんね。
ですが、前述したようなクレジットカードのように、開業や法人の設立をしたばかりの方でも申請できるカードもあります。
こういったクレジットカードを選べば、事業用クレジットカードの準備にも困りませんよ。
ビジネスカードの審査を通過するコツ

ここから、ビジネスカードの審査に通るためのコツを紹介します。
「ビジネスカードを持ちたいけど、審査に落ちてしまうのでは…?」
こんな心配がある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
クレジットヒストリーを良好に保つ
個人事業主がビジネスカードを申請する場合、クレジットヒストリーが審査に重要な影響を及ぼします。
ですので、支払いの遅延などを起こさず、良好な状態に保つようにしてくださいね。
クレジットヒストリーに問題がなければ、よほどのハイステータスカードでなければ問題なく審査に通ります。
審査が緩いカードを選択する
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードや楽天ビジネスカードのように、審査難易度の低いクレジットカードを選べば審査に通りやすいです。
開業したばかりの場合など、審査に不利に働く要素がある方は、上記のような審査が緩いクレジットカードを選びましょう。
法人カードの場合は黒字経営を維持しよう
法人登記をしている場合は法人カードを申請することになります。
法人カードの審査を通すためには、何と言っても黒字経営を維持することが一番大切です。
数年間経営を続け、安定して黒字を出せていれば審査に通るでしょう。
保有している個人カードのビジネスカードを作る
すでに個人カードを保有しており、そのクレジットヒストリーに問題がない状態であれば、そのカード会社が発行するビジネスカードを作るのがおすすめです。
基本的にクレジットカード会社は「利用状況に問題ない人」にたくさんカードを使ってほしいと考えています。
個人カードを利用している場合は審査に通りやすいといえます。
個人事業主がビジネスカードを持つデメリット

個人事業主に便利なビジネスカードですが、いくつかデメリットもあります。
メリットだけでなく、デメリット面も是非申し込み前にしっかり確認しておきましょう。
ビジネスカードを持つデメリットは次の通りです。
年会費がかかる
ビジネスカードを持つと、ビジネスカード分の年会費が新たに加算されることになります。
また、楽天ビジネスカードのように個人カードの保有が必須となっているタイプの事業用カードの場合、個人カードの年会費に加えてビジネスカードの年会費がかかるので注意が必要です。
なお、ビジネスカードの年会費は全額経費に算入できるので、しっかり経費計上してくださいね。
年会費が高くても、サービスが充実している事業用クレジットカードで税金対策をする方法もあるので、うまく活用したいですね。
一括払いしかできないカードも多い
ビジネスカードは、支払い方法に翌月一括払いしかできないカードも多くなっています。
そのため、分割払いを利用したい場合は、分割払いに対応しているビジネスカードを選択するようにしてくださいね。
まとめ:ビジネスカードで事業関連の経費処理を簡単にしよう
今回はフリーランスにおすすめのビジネスカードを3枚紹介しました。
個人カードを事業にも使っていると会計処理の手間がかかりますので、ビジネスカードは早めに準備しておくのがおすすめです。
本来の業務には関係のない事務作業「会計処理」は簡単に済ませ、仕事に打ち込みたいですね。