セブ島移住 + 海外フリーランスとして働く方法・手順・費用【まとめ】

セブ島移住 + 海外フリーランスとして働く方法・手順・費用【まとめ】
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2015年にセブ島へ留学をきっかけに訪れたことから移住し、現在海外フリーランスとして働く1児のシングルマザー・ナインです。

働き方改革の影響もあって、副業・フリーランスなど「好きな場所で好きな時間に働く働き方」が一般的になりつつありますよね。

わたしも34歳までずっと日本、しかもずっと地元の大阪を離れず働いていたのですが、数年間参加していた公的プロジェクトが終わったことを機に、

どこに住んでいても仕事はできるよね…
せっかくだから日本から出て、海外フリーランスとして働いてみよう

このように日本を飛び出したひとりです。

まずは英語を話せるようにならないと、と語学留学で訪れたフィリピン。

それから紆余曲折あり、わたしは現在も子どもと一緒にセブ島で移住生活をしており、オフショア開発のプロジェクトマネージメントやメディア運営などしながら、セブ島でフリーランスとして働いています。

この記事では、セブ島をフリーランスとしての活動拠点として検討している方へ、移住手順をまとめていこうと思います。

セブ島移住の手順
  1. セブ島について確認
  2. お金と仕事の準備
  3. 移住準備

セブ島へ移住して海外フリーランスとして働く手順は、上記の3ステップです。

結論から言うと、ビザなどの複雑な手続きは何も必要ありません。

順を追って紹介していきますね。

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セブ島について確認

セブ島について確認

まずはセブ島移住の基礎知識として、確認しておくべきことを紹介します。

VISAは不要

セブ島のノマドワーカーって何気に多いと感じませんか?

アジア在住の海外ノマドワーカーに人気の国といえば、タイ…のあとにフィリピンが続くのではないでしょうか。

というのも、例えばイギリスの場合、ビジネスビザや学生ビザなど長期滞在できるビザをとらない限り、長くても6ヶ月ほどしか滞在できません。

フィリピンの場合は入国に必要なビザはなし。

30日間はビザなしで滞在でき、その後は”旅行者ビザ(TOURIST VISA)” の延長手続きを繰り返し、最大3年滞在できます。

注意
フィリピンの法律はよく変わるので確認してくださいね。

3年経ってもまだ延長したい場合は、一度フィリピン国外に出てからまた再入国すれば、また1から”30日間ビザなし滞在”を繰り返すことができます。

ビザの問題を簡単にクリアできるフィリピンは、学生でもなく就業目的の滞在でもない海外フリーランスにとって、とても滞在しやすい国といえます。

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英語は勉強しておこう

フィリピンが海外フリーランスに人気の理由として「英語が公用語であること」があげられます。

最近セブ島では親子留学される母子が急増中なのですが、筆者もひとり娘をもつ親として、

「子供に英語を身につけさせたい」
「バイリンガルに育てたい」

このような気持ちは分からなくもないです。

”フィリピン”=”留学” として認知されつつある理由も、フィリピンの公の場で話される言語は基本的に英語だから。

一部タガログ語のテレビや看板などもみかけますが、基本はすべて英語です。

ちなみに、世界中の大手企業のコールセンターが集中していることもあり、フィリピン人のビジネス英語は世界でもトップレベルに高いんですよ。

話は少しそれてしまいましたが…ここで、想像してみましょう。

例えば、部屋を借りるとき。
大家さんやブローカーと部屋の内覧をした後、弁護士が作成した契約書にサインをします。

これがタガログ語やビサヤ語で書かれていたら….もうお手上げですよね。笑

英語でなら何とか対応できます。

逆に言うと、最低でも「生活に困らないレベルの英会話」はできるようにしておきましょう。

フィリピン人はいつもニコニコしているようにみえるのですが、英語を話せない人をバカにしたり見下す傾向があります。

タクシーに乗ってメーターを使ってもらいたいのに何も言えない、スリにあって警察に行きたいけどどうしていいかわからない…など、日本では考えられないことがフィリピンでは頻繁に起こります。

英語が苦手な人は、移住を機に数ヶ月語学学校へ通ってもいいですし、出国前にオンライン英会話などで”英語に慣れておく”のもいいですね。

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携帯はSIMフリーにしよう

セブ島にあるカフェやモールでは、基本的には無料でWi-Fiが提供されています。

ですが、フィリピンのインフラはまだまだ安定していない状態。
特にインターネットは遅くて不安定です。

「今日は朝からネットとまってるの」

せっかく向かったカフェでこう言われたことも数知れず…。笑
こんなことはしょっちゅうです。

わたしのように日本のクライアントと仕事をしている方は、常にネットに繋がっている状態でないと仕事になりませんよね。

スマートフォンはSIMフリーに変えておくのがベストです。

フィリピンではフィリピンの通信会社のSIMカードを使いましょう。

SIMカード自体は100円以下で手に入りますし、通信費は月々800-900円程度です。

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お金と仕事の準備

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移住にあたり絶対に必要なのが「お金」ですよね。

ここからは移住後の生活費や、移住後の仕事について紹介します。

セブ島生活費はいくら?

セブ島での生活費は実はそこまで安くありません。

ローカルのフィリピン人と同じような暮らしができるのであれば、月5万円くらいで生活はできるでしょう。

ですが日本人の感覚だと、ローカルと同じような暮らしをするのは少々辛いですよ…。

ローカルの人々が住む部屋は、わたしたち日本人にとって、危ない・汚い…特に潔癖症の方は耐えられないでしょう。

外食の回数や住む部屋にもよりますが、日本人が普通に暮らせるレベルで考えると、

独身・単身の方月10万円-12万円ほど
子連れの方月15万円-20万円ほど

このくらいは最低かかるとみておく方がよいでしょう。

週末マリンスポーツを楽しみたい・フィリピン国内旅行も楽しみたい…南国ならではの遊びも充実したいのであれば、もちろんもっと費用はかかります。

また、子連れ移住を考えている人は、メイド代(月2万円〜)やインターナショナルスクール・プライベートスクール(月3万円〜)などもかかりますよね。

詳しい生活費の内訳については下記でわたしの事例を載せているので、一度確認してみてくださいね。

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12/16/2018

さらに、家や部屋を借りる場合は初期費用がかかります。

前家賃家賃の2ヶ月分
保証金家賃の1〜2ヶ月分

こちらが相場です。

例えば、わたしの住んでいる部屋は27,000ペソなので、日本円にして24万円くらいは用意しておかなければいけないということですね。

諸々あわせて考えると、物価の安いフィリピンといえども「貯金はあるに越したことがない」です。

渡比前にしっかり貯めておきましょう。

仕事や収入源の確保

収入源の確保は十分にしておきましょう。

ちなみに、フィリピンでの現地就職は比較的ハードルが低いです。
ですがその分、お給料も低く、特別なスキルがない場合の平均給与は月10万円程度です。

いざとなったら海外就職…しても、あまり稼げないのが現状です。

フリーランスとして長く働くためには、

定期的な安定収入サーバー保守・アフィリエイト・不動産収入など
不定期な収入請負案件

この「定期的な収入」と「不定期な収入」とをバランスよく稼ぎながら、リスク分散を常に心がけておく必要があります。

例えばわたしの場合だと、下記のように複数の収入源を確保しています。

定期的な安定収入広告運用管理・オフショア案件の管理・アフィリエイトなど
不定期な収入オフショア案件のプロジェクトマネージメント・ウェブサイト制作のディレクションなど

特に「不定期な収入」だけに頼っている人は、気をつけましょう。

急に体調が悪くなったり、事故にあったり、プロジェクトの延長があったり….予定していた報酬を予定している時期に得られないことだってあります。

さらに、海外にいると突発的にまとまった金額が必要になることも多々起こります。

例えば、わたしはつい先日スリの被害に遭い、iPhoneを盗まれてしまいました。

スマートフォンがないと仕事にならないので、すぐに、日本円換算で12万円ほどする新しいiPhoneを買わなければならない状態になったのです。

セブ島には免税のお店もないですし、輸入品は日本で買うよりも高いです。

フリーランスとして収入源の確保には念をいれておきましょう。

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セブ島移住準備

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最後は、セブ島移住へ向けての具体的な準備について紹介しますね。

滞在先を決める

移住する、と決めたら住む部屋を探さなければいけませんよね。

セブ島で部屋を借りるには、基本的に家賃前払い(2ヶ月分が相場)とセキュリティデポジット(2ヶ月分が相場)を現金で支払えば、誰でも借りることができます。

必要なものといえばパスポートなどの身分証くらいで、日本と違い、賃貸契約に保証人は必要ありません。

部屋を探すには大きくわけて3通りあり、

セブ島で家を探す方法
  1. 知人に紹介してもらう
  2. インターネットで探す
  3. 日本人エージェントに依頼する

知人に紹介してもらえると話は早いですが、頼れる日本人や現地の人はひとりもいない…という状況の方もいらっしゃいますよね。

おすすめは「インターネットで探す方法」です。

LamudiDot Propertyなどの賃貸情報サイトを使えば、希望に沿う物件がみつかりますよ。

飛行機チケットの手配

いよいよ出発の目処がたったら、航空券の手配です。

観光シーズンや直前の予約などになると、航空券の値段が跳ね上がりますのでご注意くださいね。

航空券を安く買う方法
  1. スカイスキャナーを使う
  2. 航空会社公式のプロモを利用する

このいずれかの方法でチケットを購入するのが、安く買えておすすめです。

航空券の最安を簡単に探すことのできる「スカイスキャナー」や、年に数回行われる航空会社のセールを狙えば、相場より安くチケット購入することができますよ。

一点注意点として、入国前に「フィリピンを出国する航空券」を用意しておく必要があるということ。

日本を出国するときにはチケットを必ず確認され、持っていない場合はそもそも飛行機に乗れませんので、必ず用意しておきましょうね。

わたしはいつもセブ島→台湾 / セブ島→マレーシアなどの数千円の航空券を「捨てチケット」として購入しています。

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クレジットカード・国際送金の準備

フリーランスとして活動する人で、日本で「円」を稼ぐ場合、国際送金が必要になります。

国際送金のための口座開設や、海外キャッシングに使うクレジットカードの発行には、日本居住地での住所確認(郵便物の受け取り)を含めて、口座開設やカードの発行まで日数がかかります。

海外では不意にお金が必要になるようなトラブルも多く、例えばわたしの場合、

  • 国際キャッシュカードのスキミング被害
  • iPhoneの盗難

などを経験しています。

特にiPhoneの盗難時は、仕事ができなくなるという理由で、盗難被害にあってからすぐ新しいiPhoneを買いに行きました。

日本円で12万円ほどです。

フィリピンは輸入品の免税がないどころか、ブランド品は日本で買うよりかなり割高なんです。

海外暮らしをしていると、不慮にお金が必要になることも多いため、外貨を稼ぐ予定のない人は国際送金の手段をきちんと日本にいる間に済ませておきましょう。

クレジットカード

クレジットカードは2枚以上はもっておきましょう。

フィリピンではスキミング被害は多く、わたしもやられてしまった1人です。

すぐにカード会社や銀行に連絡し、警察の届けである「ポリスレポート」を日本の会社に提出すると、被害にあったお金自体は基本的に返金されます。

ですが、悪用されたカードって止められちゃうんですよね。

海外から日本のクレジットカードを発行することは難しいため、クレジットカードを1枚しかもっておらず予備のカードがない場合は帰国せざるを得ない状況になる可能性だって出てきます。

海外旅行保険が自動付帯となっているカードをもっておけば、海外旅行保険代もまかなえますので、クレジットカードは多めにもっていきましょう。

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国際送金

銀行の国際送金を含め、国際送金できる手段もいくつか準備しておきましょう。

銀行の国際送金は時間がかかる上、送金手数料や為替手数料が非常に高いため、わたしは利用していません。

おすすめは為替手数料が無料で、かつ手数料が安いトランスファーワイズです。

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その他の手段

その他、国際キャッシュカードや海外プリペイドカードなど、日本円を送金できる手段の準備は多ければ多いほど安心です。

ちなみにフィリピン留学生や長期滞在者には、NEOMONEYがお得です。

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部屋の退去、住民票・税金の手続き

ここまで整えば、あとは日本の家を引き払ったり、住民票の手続きをするのみです。

わたしの場合は、祖母の残した家に住んでいたため、特に退去の手続きや荷物の整理などは必要ありませんでした。

また住民票なども日本にあり、海外転出届は出していません。

理由は2つあって、

  1. 年に数回のペースで帰国している
  2. 基本的には日本円での収入がメイン

このような理由で住民票を残していて、納税も日本で行っています。

国民年金や国民健康保険・住民税はこれまで通り支払い続けることになるため、海外転出届を出さないことはデメリットの部分も大きいです。

数年間日本に帰国する予定のない人や、外貨を稼ぐ人は、海外転出届を出しておくのが金銭面でメリットが大きく、おすすめです。

まとめ

フィリピンへ移住する場合、ビザ関連のハードルがとても低く、また航空券代・移住費・食費も、欧米と比べると安いのが特徴です。

来てみなければわからないことも多いと思いますので、最初から「移住する!」と決めて動くのではなく、数ヶ月様子をみに渡比するのもいいですね。

セブ島留学は、居住環境・食事・英語学習がセットになっているため、移住準備なしでセブ島の暮らしを経験することができます。

わたしを含めて多くのセブ島移住者がそうなのですが、まず短期留学で数ヶ月間セブ島で滞在し、それからフィリピン移住を見極める人が多いです。

英語力が心配な方は、現地の視察を兼ね、まずはセブ島へ短期留学してみるのもおすすめです。

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ABOUTこの記事をかいた人

フリーランスのシングルマザー。フリーランス歴は就職期間を抜いて通算11年目。セブ島は移住5年目です。 Web・IT業界一筋14年。元クラウドソーシング中の人です。 海外で子育てしながらフリーランスとして働く方法やセブ島移住生活について発信しています。